世間では Ghostty が賑わいを見せています。
リリース数日間は Ghostty の話題で持ちきりで、全人類が Ghostty を使っていました。
ミーハーな僕もこのビッグウェーブに乗って iTerm 2 から Ghostty に乗り換えていたので、今回はその記録です。
Ghostty
Zig で書かれた新しいターミナルエミュレータです。 名前から予想がつきますが、お化けがモチーフでアイコンやトップページにはAAで書かれた幽霊がいます。
Ghostty Config
先にコンフィグを公開しておきます。
# Theme Settings theme = "catppuccin-macchiato" # Font Settings font-family = 'HackGen Console NF' font-feature = "-calt" font-feature = "-dlig" font-feature = "-liga" font-size = 16 # Window Settings macos-titlebar-style = "transparent" window-padding-balance = true window-padding-x = 0 window-padding-y = 0 window-theme = "ghostty" background-blur-radius = 20 background-opacity = 0.65 # TERM term = "xterm-256color"
Window 部分は以下の記事を参考にしました。ありがとうございます。
Config の検証
設定中に Config が有効かどうかは以下のコマンドで検証できます。
$ ghostty +validate-config
Hotkey Window は Raycast を代用する
iTerm2 には Hotkey Window が存在し、そのショートカットキーを押すことでどこであってもいきなりターミナルを開くことができます。 私はこの機能を Option(⌥) の2回連打を割り当てています。
Ghostty にも同様の機能として Quick Terminal というものが存在します。 しかし、この機能ではペイン分割はできてもタブを増やすことは現時点ではできません。 私の普段の使い方としてはタブが増やせないとやや困るので Quick Terminal は使っていません。
その代わりに Raycast を使って Hotkey 設定を行いました。 その代わりiTerm2 のように普段使っているプロファイルとHotkeyのプロファイルを分けるといったことはできません。 とはいえ、プロファイルが違う必要は全くないのでこれで十分です。
フォントのリガチャ
Ghostty で日本語を開いた時に、キロメートルが突然㌖のように表示されることがありました。
これはfont-feature = "-dlig"
と書くことで無効化できます。
個人的にリガチャはしなくても良いと思っているのでほとんどのリガチャを無効化しています。
font-feature = "-calt" font-feature = "-dlig" font-feature = "-liga"
To generally disable most ligatures, use -calt, -liga, and -dlig (as separate repetitive entries in your config). ref: https://ghostty.org/docs/config/reference#font-feature
ターミナルの色設定
普段の作業では特に気になりませんが、SSHしている時はたまにターミナルの環境変数で怒られることがあります。
その回避策としてterm
に xterm-256color
を設定しています。
term = "xterm-256color"
感想
Zero Configuration を謳っているだけあって、特に苦しみもなく移行できたのでよかったです。 リガチャは完全に好みですが、私はデフォルトでオフでいいような気がしています。
動作についても、iTerm2 よりも速く動作しているような気持ちがします。
全体的に良さそうなので、しばらくは Ghostty とともに生活を送りたいと思います。